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鳥屋尾 史郎

 平成28年度より東京都高等学校特別活動研究会会長となりました鳥屋尾史郎です。

 長い歴史をもつ本研究会の会長を仰せつかり、まことに大役ではありますが、東京都内高等学校の特別活動の指導力向上を目指してがんばりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 私が本研究会に初めて参加したのは、平成8年(1996年)のことだったと記憶しています。私はそのときの勤務校で生徒会の指導を担当していました。いろいろとうまくいかない中で、先輩の先生から「こういう研究会があるよ」という紹介を受け、研究協議大会に参加しました。大会には大勢の出席者とともに、会長や副会長の校長先生、教頭先生が多数参加していらっしゃっていて、若輩の私は圧倒されたことを覚えています。しかし、大会終了後の懇親会で校長先生のお一人が「この研究会は校長や教頭であっても一教員として参加する研究会です。若くて経験が浅いことを気にすることはまったくありません。」というお話をしてくださり、なんてすばらしい研究会なのだろうと感激して、その後の月例会に参加するようになりました。

 当時の都高特活には、ホームルーム活動研究部、学校行事研究部、生徒会研究部、クラブ活動研究部の4部があり、互いに競い合いながら研究をしていた時代でした。私が参加した生徒会研究部は月例会を新宿高校の朝陽会館で開催しており、生徒会活動の研究だけではなく、教科指導やホームルーム経営、部活動指導の在り方など、学校教育のあらゆる内容について各校の抱えている課題等の情報交換を行いました。私の勤務校は生活指導上の問題行動が多発する学校であったので、生徒指導等で困った事例を先輩の先生に相談する格好の場であったと思います。

 現在では、各校とも生徒や保護者、地域とのかかわりを深める中で、先生方が忙しくなり、以前のように研究会に参加する時間が十分に取れなくなってきています。しかし、関係を密にしようとすれば当然、先生方が悩んだり困ったりする事例が多く発生することとなります。また、日本の社会の質的な変化やSNS環境などの急激な発達は、学校や教員を取り巻く状況を大きく変え、これまで起こらなかった様々な新しい問題も発生するようになってきています。こうしたことを踏まえると、本会のようにベテランも若手も一同に会して、一教員として研修に励む研究会の存在がますます大切であり、また、本会から東京都の高等学校の教育、ひいては日本の教育の課題解決に向けて、改善策を提起していくことができるようにしなければならないと感じます。

 本会は現在、年間3回の研究協議会を開催しています。この研究協議会は東京都教職員研修センターの教育普及事業としての役割も兼ね、若手教員育成研修の一環としての位置付けもいただいています。研究協議会に出席いただいたことを契機に、ホームルーム経営の在り方、学校行事や生徒会の指導方法などについて、もっとよく知りたいとお考えになった先生は、ぜひお知らせください。本会の予定をお伝えいたしますので、一緒に研修を深めていきましょう。特別活動は「なすことによって学ぶ」という特質がありますが、これは生徒だけではなく、指導する教員にとっても同じです。本会を通して実践や経験を共有することにより、目の前の生徒のために教員として力が発揮できると実感していただければ幸いです。

 研究協議会でお会いすることを楽しみしていています。

 

 東京都高等学校特別活動研究会
会長 鳥屋尾 史郎
(東京都立工芸高等学校長)

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